こんにちは、転職が当たり前とも言える現代において、
多くの方は「転職に失敗したくない」「優良企業に入社したい」と考えていると思います。
私自身、求人広告・人材紹介の営業マンとして、これまでに1000社以上の企業の人事担当者や代表者との接点を持ちました。
さらに、現在の会社では面接官も務めています。
そんな経験を通して、転職に失敗しないために不可欠な知識を皆さんにシェアしたいと思います。
過去には、お金を優先して転職を決断した結果、転職先の会社文化に適応できず、体調を崩したり精神的に不安定になった経験もあります。
そんな私自身の失敗を元に、転職に失敗しないようにするためのポイントをお伝えします。
ブラック企業の判断方法
1.年間休日が少ない(休めない会社)
まず必ずチェックして欲しいのが年間休日日数。
健康に働き続ける為には休みは不可欠です。
自分の時間・家族の時間を大切にしたい方は下記の休日日数が基準となります。
休日日数が120日の企業はお勧めしません。週休2日制は休みが少ないので完全週休2日制の企業に応募してください。
この数字は転職活動に必須です。
年間休日:120日 or 125日 (完全週休2日制)
①年間の土日:104日
②年間の祝日:16日
③年間のお盆正月:5日
①+②:120日
①+②+③:125日
上記、休日の日数は有給休暇を除く日数です。(年間:有給5日は取得義務)
面接では年間休日日数に有給が含まれていないかの確認は必須です。
2.固定残業代が異常に多い・みなし残業が多い
固定残業代とは、実際の残業時間にかかわらず、毎月一定時間分の時間外労働、休日労働、深夜労働に対して定額の残業代を支払う制度です。求人票では通常、以下のように表示されます。
例:月給30万円(固定残業代25時間分:5万円含む)
一昔前に話題になったサイバーエージェントの初任給の例は以下の通りです。
初任給42万円(固定残業代80時間分含む)
仮に完全週休2日制で月の勤務日数が21日だとすれば、サイバーエージェントのケースでは1日あたり約4時間弱の残業が前提とされています。
固定残業時間が45時間を超えている企業では、1日2時間以上の残業が見込まれると考えられます。固定残業時間が30時間以上の企業に応募する際は、面接で従業員の実際の残業時間について確認すると良いでしょう。
固定残業・みなし残業:45時間以上は要注意
3.離職率が高い
離職率が高い会社は人が辞めていく会社です。
下記数字が基準数値です。
全従業員:12%以上
新卒社員:30%以上
離職率が低すぎる会社も新陳代謝ができていない組織である可能性もあります。離職率を公開していない企業の場合は、面接官に質問しましょう。即答できない会社は論外です。
4.採用予定人数の比率が高い
採用人数が多すぎる会社は退職を前提に採用活動を行っている可能性が高いです。
全従業員数の10%以上の採用予定人数の場合は危険信号です。
採用予定人数=全従業員の10%超
5.人事部・面接官の対応が悪い会社(上司に悩まされる可能性が高い)
転職活動の面接で、人事部以外の方が面接官として参加する場合、その人が「入社後の上司や頻繁に関わる人物」となる可能性が高いです。
面接で「面接官との相性が悪い」と感じた場合、その企業や紹介してくれたエージェントに、この人物と今後どれほど関わる可能性があるかを確認することをお勧めします。
私の勤務先では、直属の上司が最終面接を行うケースがあり、上司になる可能性が高い旨を選考者に明示しています。
選考を受けている立場とは言え、会社を選ぶ側であることも忘れずに。この点も考慮に入れて、転職活動を進めましょう。
会社の顔である人事部の対応が悪い場合は論外です。
6.アットホームな職場と連呼している求人票
経験上、以下に当てはまる企業が「アットホームな会社」と求人媒体や求人票に記す傾向があります。
1.イベント・飲み会が多い会社
2.アピールする事が一切ない会社
まとめ ブラック企業の特徴一覧
- 年間休日120日以下
- 固定残業代・みなし残業45時間以上
- 離職率12%以上
- 採用予定人数が全従業員の10%以上
- 人事部・面接官の対応が悪い会社
- 求人票にアットホームと複数回記載されている求人
上記を丸暗記して転職先をリサーチしてみてください。
全ての転職者の成功を願っています。